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このコーナーは、当サイト管理人であるワタクシますたぁが思いつくままにおすすめする(なんだそれは?(笑))、本の紹介コーナーです。

『決戦・郵政民営化』(猪瀬 直樹)(2005/09/01)

「郵政民営化っていったい何?」という方にオススメの本


決戦・郵政民営化

郵政民営化をテーマにした対談集です。ノンフィクション作家として知られる猪瀬直樹氏が、郵政民営化担当大臣である竹中平蔵氏をはじめとする各界の代表者たちにインタビュー。賛成派・反対派・留保をつける人など、さまざまな意見を紹介することで、郵政民営化の本質をわかりやすく伝えようとしています。「郵政民営化っていったい何?」という方にオススメの本です。ちなみに対談は、2005年1月中に行なわれたものが中心となっています。

全体として郵政民営化を支持する内容です。まず、著者自身が賛成派。また対談の相手7人のうち、5人が賛成派です。反対派は、参議院議員の荒井広幸氏。残る1人の生田正治氏は日本郵政公社総裁なので、留保・中立といえるでしょう。だから、本書の内容には偏りがあることはたしかです。

しかし、あらかじめその偏りを理解した上で読めば、「今の郵政のどこが問題なのか?」「なぜ民営化をやる必要があるのか?」「郵政民営化とは何なのか?」など、郵政民営化の問題点を理解するための、わかりやすい参考書といえるでしょう。

例えば、イコールフッティング(同一条件での競争)の問題。民間企業とちがって、郵政公社は各種税金を払う必要がなく、また異なる法律により優位の立場にあるのだとか。こうした格差が、民営化により撤廃できるのだそうです。

しかし、一番の問題は「郵貯・簡保の資金」にあるとのこと。郵貯には四大メガバンク相当の約230兆円。そして簡保には四大生命保険会社に匹敵する約120兆円。合わせて約350兆円という膨大な資金が「民」に流れるのではなく、国債購入あるいは財政投融資を通じて特殊法人に渡るなど、「官」に流れていることが問題なのだとか。

こうした郵貯・簡保の資金を民営化により、「官」ではなく「民」に流れるようにすることで経済を活性化させることこそ、郵政民営化の目的なのだそうです。

郵政民営化の本質を知りたいと思っている人に、オススメしたい本。たしかに内容的には賛成に偏った本ですが、何が問題となっているのか? を具体的に理解するためには、わかりやすくて良い本なのです。


母に習えばウマウマごはん(2005/07/10)

好きな人と一緒に料理を楽しみたくなる本

bk1「今週のオススメ書評」(2005/07/08-14)に選ばれました。

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母に習えばウマウマごはん
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ベストセラー『ダーリンは外国人』の著者・小栗左多里さんとその母・一江さんによる料理の本です。身近な材料で簡単にできる料理が満載。料理の写真はキレイでワクワク。作り方のコツを描いたマンガはタメになっておもしろい。本当に料理が楽しく感じられて、「好きな人と一緒に料理を楽しみたい」という気持ちにさせられます。

一江さんはその昔、料理教室の先生をしていたということで、さすがにどの料理も簡単かつおいしそうなものばかり。その一江さんの創作料理から始まって、エスニック料理やダーリン(著者の夫・トニーさん)の大好きなトマトを使った料理、そしてパーティー用の料理やすぐに作れるおやつなどを、レシピとマンガで紹介しています。

レシピのページには、料理の写真が付いています。この写真がどれもすばらしくキレイなものばかり。本当においしそうなのです。見ているだけでワクワクしてきます。そして材料や作り方を確認すると、意外と簡単にできそうな感じ。今度さっそく作ってみようかな? という気にさせられます。

マンガのほうは、著者と母・一江さんのふたりで実際に料理を作っている様子を描いたもの。作るときの注意点やうまく作るコツ、あるいは料理のウンチクなどを紹介しています。絵で描かれている分、見た目にとてもわかりやすくてよいのです。

もちろん著者のマンガだけあって、おもしろく描かれているところも。コーラチキンを作っている場面で「コゲやすいから油断しちゃダメよ!」といきなり一江さんの目がギョロッ! と大きく見開かれるシーンなど、思わずクスっと笑ってしまいます。

料理をしているときのふたりのやりとりは本当に楽しそうで、ついつい読み進めてしまいます。すると、まるで読んでいる自分も一緒に作っているかのような感じがしてきます。そして、自分も誰かと一緒に料理を作ってみたいという気持ちが沸いてきます。

そう、この本は「好きな人と一緒に料理を楽しみたい」という気持ちを与えてくれるのです。

料理の好きな人にはもちろん、苦手という人にも、いやむしろ苦手な人にこそ、オススメしたい本です。全ページオールカラーで、パラパラめくって眺めるだけでも楽しめます。でも見たらきっと「あ、この料理、作ってみたい」という気持ちになるはず?


アホウドリの糞でできた国―ナウル共和国物語(2005/07/03)

読書感想文の本として良いかも? 簡単に読めるけど、意外と考えさせられる本

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アホウドリの糞でできた国―ナウル共和国物語
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まるで童話みたいな本です。あっという間に読めてしまいます。挿絵もかわいらしくて楽しいです。けれども読み終わったあと、しみじみと考えさせられてしまいます。読む人それぞれにとって、いろいろな意味が読みとれそうです。見た目の軽さとは裏腹に、とても奥の深い本。子供から大人まで、多くの人にオススメします。

一見するとお笑い話です。貴重な資源が豊富にあるおかげで、国民全員が働かなくても生活できたという夢のような国、ナウル共和国。でも資源はいつかなくなるもの。それがわかっていても、ナウルの人たちは対応策を考えようとはしませんでした。そしてついに資源が枯渇してから、「さぁどうしよう?」とあわてふためくのです。だから、自業自得のお笑い話といえばそれまでのこと。

けれども、同じような国は他にもあるような……? ということに気がつくと、単なる笑い話で済ませていいのだろうか? と考えてしまうのです。また資源を例えば「時間」に置き換えてみると、「時間は有効に使え」というような、人間ひとりひとりに対する教訓として解釈することもできそうです。

こんなふうに、読み方によってはいろいろな意味が読み取れそうな、とても奥の深い本なのです。

物語自体は、本当に簡単に読めてしまいます。文章はそれほど多くなく、大人であれば1時間とかからず読めてしまうでしょう。文体もやさしく漢字には読みがなが振ってあるので、子供にも読みやすい本といえます(読書感想文の本として良いかも?

簡単に読めるけど、意外と考えさせられる本。子供から大人まで、多くの人にオススメします。

※ちなみにこの本の元ネタは「適宜更新」というブログの記事だそうです。
http://tekigi.hiho.jp/blog/


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