『科学も信仰なり?』
先日、『スタートレックヴォイジャー』という外国ドラマの中で、主人公が「私は科学を信じるわ!」というセリフがありました。この場合、やはり相対するものとして宗教的信仰が存在します。けれども、方法論としては科学もまた宗教的な信仰なのです……というような議論を以前友人としたことを、今回のドラマで思い出しました。以下、そのときのことを思い出しながら、「言葉遊び」も兼ねて……(笑)
科学的……といいますが、科学というものをどれだけの人が理解しているでしょう?
例えばテレビのリモコン。ボタンを押せば、チャンネルが切り替わる。でもこの仕組み、理解している人はいますか? 仕組みなど知らなくても、使えていればよいのでしょう。そうです。うまく動作するなら……つまりは確率です。うまくいく確率が高ければ、たとえ仕組みがわからなくても、人々はリモコンを使うわけです。けれども、リモコンがうまく動作するのは、実は奇跡なのです。
リモコンを使うというのは、いわば、リモコンがうまく機能するかどうかの「実験」をしていると見ることができます。しかし、状況が一定していない中で、ある実験が常にうまくいくという保証は、実はどこにもないわけです。不確定な要素が存在する中である仮定が成立するのは偶然の結果であり、その偶然の結果が続くのは、非常に可能性が低いハズ。にもかかわらず、うまくいくというのは、奇跡といってもいいでしょう(笑)。
……どうも話がそれてしまったようですが、要するに、科学を信用するなどという場合、それは決して「科学を合理的に認識している」、というよりは、科学でうまく行くあるいはうまく説明がつく場合が多いからという「高確率」に依っているのが本当のところではないでしょうか?
もっとも、ある事象に対する説明などは、宗教の方が合理的な場合が多いかもしれません。例えば、太陽が地球の周りを回っているという『天動説』。古くからキリスト教会が支持してきた考えに対し、地球が太陽の周りを回っているという『地動説』をコペルニクスが唱えたとき、こんな反論があったそうです。「風は常に東から吹くであろう。そしてこのような風にさからって音を聞くと言うことは非常に困難であるはずだ」「地上の建物も地球それ自身も非常な速さで飛び去るであろう」確かにわかりやすい(爆)。
のちにガリレオが望遠鏡での観測結果をもとにしてコペルニクスの説を証明し、現在、私たちは『地動説』を支持しているわけです。しかし、その理由は? 私たちは『地動説』の証明を理解して「なるほど! だから地球は太陽の周りを回っているんだ!」と考えているのでしょうか? 世界中の科学者たちが認めているから? でも、ひょっとしたら、彼らはみんな裏である宗教(科学教?)に属していて、口裏を合わせているだけかもしれませんよ? だいたい、身も知らずの人の話を信じるなんて……(爆)
うーむ、どうも今回はめちゃくちゃな内容になってしまいましたね(苦笑)。まあ、いいたかったのは、科学も宗教もその論理は同じであり、科学を信じるとか、宗教を信じるとかっていうのは、結局「納得」の度合いなんじゃないかなと……。話を発展させて、京極夏彦の小説でよくでてくる「科学で証明できないからといって、すぐさま霊やら妖怪やらの存在を否定するのは、科学の傲慢だ」みたいなところまで行きたかったですけど……(笑)
すみません、今回は自滅です(苦笑)
●宗教関係は一切ないのでご安心を(^^;)←やはり科学教やん?
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