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『デスク型とノート型』

性能面で見る限り、一般にデスク型の方が上です。カタログを見比べいただくとわかると思いますが、同時期に発売されているものでは、ＣＰＵ（シーピーユー：いわゆるパソコンの頭脳）やメモリの数値もデスク型の方が大きな値になっていることが多いのです。

こうした基本性能に加え、いわゆる「拡張性」についてもデスク型の方が優れています。拡張とは、簡単にいうと、後から新たに部品などを追加してパソコンの性能をアップすることをいいます。例えば単純に追加するスペース（空間）をみても、ノート型にはそのようなスペースが皆無であるのは理解できると思います。

ではノート型の利点は何か？　それはやはり、手軽に持ち運びできるという点でしょう。もっとも、持ち運ぶといってもあくまで家の中でのことと考えた方がよいと思います。もちろん、日常生活の中でいろんな場所に持ち運びできる（ＣＤ−ＲＯＭやフロッピーディスクが着脱できる）小さいサイズのノート型もありますが、そういうのはあくまでメインのパソコンを持った人が２台目のパソコンとして使用するものであり、初心者向けとはいえないと思います。

いずれにしろ、ある時は机で、あるときはテレビの前で……とその日の気分によって落ち着く場所が異なるという方には、ノート型がオススメかもしれません。しかし、ノート型はキーボードのキーの大きさも小さく平たいなど、使い勝手の上ではデスク型に少々劣る面も事実です。

一般にデスク型はメイン、ノート型はサブ（＝２台目）と考えられています。しかし利用する方それぞれに環境や好みの違いがあるので、最終的には必ず店頭などで実物に触ってみて、気に入ったものを購入するのが良いと思います。

さて次回は、本文でも出てきたＣＰＵやメモリなど「用語」について簡単に取りあげてみたいと思います。ではまた。

●両方買えると一番いいのですが……（笑）

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