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『ソフトの本体はどこにある？』

前回、ショートカットはリモコンのようなものだと説明しました。では「本体はいったいどこにある？」というのが今回のお話です。

実はショートカットからすぐにわかります。前回作成したメモ帳のショートカットを例に挙げ、メモ帳本体を探してみましょう。

デスクトップに作成したショートカットを右クリックして、表示されたメニューから「プロパティ」を選びます。すると次のような画面が表示されるはずです。

「リンク先：C:\WINDOWS\NOTEPAD.EXE」とある中の「NOTEPAD.EXE」がメモ帳の本体です。この文章の意味は「CドライブのWINDOWSフォルダの中にあるNOTEPAD.EXEファイル」となります。

NOTEPAD.EXEが保存されているフォルダを開くには「リンク先を探す」ボタンを押します。通常はこれで保存先フォルダが開きます。ただしWINDOWSフォルダには重要なファイルやフォルダがあるため、「警告」がでて一発で見ることはできません。といっても、警告欄にある「ファイルの表示」をクリックすると見ることができます。

「NOTEPAD.EXE」を探す際、ひとつひとつのファイルを見ていくと時間がかかるので、キーボードからアルファベットの「n」キーを押していって探すことをオススメします。こうすることで頭文字がnのファイルやフォルダを順番にたどることができます。ただし、日本語変換システム（いわゆるIME）はオフにしておいてください。

何度かキーを叩くと「Notepad.exe」が見つかるはずです。どうでしょう？

ショートカットは本来、この本体から作成するものです。試しにNotepad.exeを右クリックしたままデスクトップへドラッグ＆ドロップすると、「ショートカットをここに作成」メニューがでるはずです。前回は「スタート」→「プログラム」からメニューを表示しましたが、実はこの「プログラム」の中にあるのもショートカットであり、ソフト本体ではありません。ですから、「プログラム」に表示されるメニューを右クリックして「プロパティ」を選んでも、ショートカットと同じ結果になります（ただしWin98の場合。Win95はバージョンによりできない場合もあり）。

ところで初心者の方には今回でてきた「Cドライブ」「フォルダ」「……EXEファイル」などの用語に戸惑われた方もいらっしゃることでしょう。次回はこれらの用語について説明したいと思います。

●「スタート」ボタンを右クリックしてみると、いろいろおもしろいことがわかるかもしれません（笑）

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