『日本語変換の秘密 その２ 単語登録を使いこなせ！』
今回は変換を便利にするテクニック「単語登録」についてお話したいと思います。前回、日本語変換と書いてしまいましたが、実際にはいろいろな変換（例えばHTMLタグへの変換）に役立つテクニックです。
まずは「単語登録」について……：
通常、ワープロなどで文字を入力し変換キーを押すと、自動的にその語句に適した漢字に変換されると思います。例えばこんな感じです。
- じしょとうろく→単語登録
ところが、文字によってはうまく一度で変換されなかったり、あるいは変換の候補にないものがあります。例えばこんな感じです。
- ほうしんえんぎ→砲身演技（封神演義）
こういう場合に「封神演義」を「ほうしんえんぎ」という読みでIMEに登録しておくことを「単語登録」といいます。単語登録をしておくと、次回からはうまく変換処理されるというわけです。
しかし、この単語登録を利用すると、タグや顔文字、メールアドレスさらには住所などを簡単に打ち込むことが出来ます。例えば次のような感じです。
- たぐりんく→<A href=""></A>
- ういんく→（・v＜）−☆
- めーるあどれす→bayside@yahoo.co.jp
- まいじゅうしょ→○○県○○市○○町○○-○○-○○-○○
それでは実際に「単語登録」のやり方を見てみることにしましょう。
- まず、画面右下にでているIMEにマウスカーソルをあわせた後、右クリックします。
- そこから「単語登録」あるいは「単語/用例登録」をクリックします。
- すると単語の「登録画面」になります。後は入力欄に「単語（あるいは語句）」と「読み」を入力すれば、単語登録は完了です。
なお、ワープロなどで文章を編集している場合は、登録したい語句を範囲選択してから上記の作業を行うと、あらかじめ単語入力欄にその語句が入力されるので便利です。
すでに個人の名前などで単語登録機能を利用されている方は多いと思います。しかしこのように、単語登録にはメールアドレスや文章なども登録できるので、ご存じなかった方はぜひ活用されてはいかがでしょう？
さて次回ですが、あなたの変換のクセや登録された単語が保存されているファイルである「IMEの辞書ファイル」についてのお話をする予定です。
●（やや古い話になりますが）とあるワープロソフトのバージョンアップの際、本体「バージョンアップ」価格が約8,000円だったのに対し、IME単体の「優待」価格がなんと約5,000円！せめてIME単体「バージョンアップ」価格3,000円程度で売り出してくれれば、IME単体で入れ換えるのに……と思う今日この頃（＾＾；）「ワード98」だけどIMEは別の会社のモノを使ってるんです（笑）。
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