2014年8月の追記

■2014/08/02更新

2005年6月にこのコーナーを公開し、今年2014年で9年目となりました。

しかし8月2日現在、今年も水難事故のニュースが多く報道されています。「水難事故 - Yahoo!ニュース」を見ると、水難事故の記事がたくさん掲載されています。

暑い夏、海や川などへ水遊びに出かける人たちも多いことでしょう。そんな人たちにとって、水難事故のニュースは決して他人事ではありません。水のある場所に出かけた場合、ご自身や家族・友人が水難事故に遭う確率は当然、高くなるといえるからです。

海や川、池・プールなどにお出かけの際は、必ず「浮き輪や救命胴衣・ロープを持っていく」ことをおすすめします。そうした道具を使うことで、水難事故の発生を未然に防いだり、あるいは万一の場合にも、生存・救命の確率を高めることができると思います。

しかし、何より大切なのは、そもそも水難事故に遭わないよう十分に気をつけること。「危険な行為をしない」「飲酒したら水の中に入らない」「プール・海水浴場などのルールを守る」「子どもたちから目を離さない」など。これにつきると、個人的には思います。

ところで最近、水難事故のニュースでは、水難事故の結果だけでなく、「水難事故時の対処法」も紹介されるようになった気がします。例えば「おぼれた人を見つけても、あわてて飛び込んではいけない」「まずはペットボトルやクーラーボックスなど浮くものを見つけて、投げ入れる」といった、具体的な水難事故発生時の対処法など。

また、溺れた場合のアドバイスとして「UITEMATE=浮いて待て」、すなわち「水面に大の字になって仰向けで浮いた状態で、救助を待つ」という方法も、テレビや新聞で紹介されるようになりました。

「犠牲者が出た」あるいは逆に「奇跡の救出」などといった、水難事故の結果だけでニュースや記事を終えるのではなく、「水難事故時の対処法」も紹介されるようになったことは、この9年間で初めての「水難事故報道の変化」だと、個人的には感じました。マスメディアでこうした情報が繰り返し紹介されることで、水難事故の発生が減ること、そしてこのコーナー作成の趣旨である「救助者の死」がなくなることを期待します。

今年の夏の残り、少しでも水難事故のニュースがなくなることを祈るともに、楽しい夏を過ごしていただけることを願っています。(作成者:ますたぁより)。

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