水難事故の救助法(水難救助法)について
このページについて
水難事故に出遭った際、どのように行動すれば救助者自身が安全に救助作業が行なえるか? これがこのページのテーマです。
救助者とは本来、溺れていない人のはず。しかし、遭難者を助けようと水中に飛び込んだ結果、自らも溺れてしまうことがあります。最悪の場合、両者とも命を失ってしまうケースも。
そこで、最低でも救助者自身の生命の安全を確保した上で、救助作業としてどのような行動ができるのか? という水難救助法について、ひとつの提案として作成したのがこのページというわけです。
水難事故に対する考えは、次の3点です。
- すぐに水中に飛び込んではいけない。それよりもまず、浮くものを見つけること
- そもそも水難事故を起こさないよう注意すること
- 万一起きたとしても被害が最小限となるよう、備えを怠らないこと
内容については賛否両論あると思います。しかし肝心なのは、内容の賛否よりも、水難事故に対して各自がどのような考えを持っているのか?(どのような備え・心構えができているのか?)ということです。
つまり、このページの本当のねらいは、ご覧いただいたあなたに「もしも水難事故に出会ったら、自分はどう行動するべきだろう?」と、水難事故について一度じっくりと考えてもらえたら……ということにあるのです。
では、ここから本編の始まりです。
痛ましい「救助者の死」
毎年夏のレジャーシーズンなどには、水難事故のニュースを目にすることも多いと思います。中でも痛ましいのは、溺れた人は助かったものの、逆に、救助しようと水に飛び込んだ人が亡くなってしまったケースです。
この場合、溺れた人は自力で陸にあがったり、あるいは他の人たちによって救助されていることが多いようです。となると、救助しようとしてあわてて飛び込ばなくても良かったのでは? と、救助者の死がいっそう悔やまれます。
もちろん、助けに飛び込もうという気持ちを持ち、実際に行動に移す勇気は尊いものです。とりわけ遭難者が自分の子供である場合、そういう行動に出るのも当然です。
しかし、救助者自身の生命が危険にさらされる可能性もあるわけです。実際、水難事故のニュースを目にするとき、遭難者よりも救助者が亡くなっている例は、非常に多いのです。
正しい水難救助法とは?
水難事故のニュースでは、事故の概要およびその結果は伝えてくれます。けれども、では実際に水難事故に出遭った際、私たちはどのような行動をとるのが安全かつ有効なのか? については、何も示してはくれません。
そこで、水難事故の際にとるべき行動についてWeb検索などで調べ、「正しい水難事故救助法」として、個人的にまとめてみたのがこのページです。
ただし、ここでいう「正しい」とは、「救助者自身の安全を最優先する」という意味です。そしてこのページの対象者は、水難事故に遭遇する人の多くがそうであるように、専門知識のない人たちです。
このページをご覧になった方が実際に水難事故に遭遇した際に、このページの情報が少しでも役に立つことがあったなら幸いです。
免責事項
はじめにお断りしておきますが、私自身は決して水難事故救助の専門家ではありません。このページにある情報の利用にあたっては利用者各自の自己責任により行なって下さい。利用することにより、万一、利用者に損害や不利益が生じたとしても、当サイトは一切責任を負わないこととします。あらかじめご了承下さい。